諸行無常は流転しない

諸行無常である、というこのこと自体は、常である。『万物流転の法則』自体は流転しない。そんな流転しない物事をできるだけ見ていたいね、ということで数学や物理について学んだりしようと思っているブログです。

高所作業

 

今回の伐採対象は、

傾いたヒノキ1本と、

杉、4本。

 

内訳は、

・大杉、大径木、胸高直径90センチ

・20m越えの山側の杉

・20m越えの道際の杉

・15mくらいの杉

だ。

 

 

 

準備

 

準備段階で、

ラフタークレーンのジブ先端に

カゴをつけて

高所作業車のような形になった。

 

ラフタークレーンで、

木をてっぺんから吊りたいところだったが、

いかんせんクレーンが小さいので
(現場は神社で、でかい重機が入れるような道がない)

そういうわけにはいかず、

 

クレーンが届く高さにまで、

木の頭を下げてこなくてはならないということになった。

 

そして、

ラフターのジブ先端にカゴをつけて、

高所作業車のような形で、

作業を行うことになった。

 

 

作業の段取りとしては、

かなりグダってしまい、

 

ヒノキの枝を1本づつ、

切って、カゴにためて、

あるいは、スナップロックのカラビナでカゴにつるして、

枝払いを半日かけて行った。

 

 

すごく手間がかかった。。。

なんかもう、リギングでふつうに伐採した方が早かったんじゃなかろうかと思うほどだった。

 

最終的に、

トップカットは、

ブロックとリギングロープを取り付けて、

カゴの上から伐採という形をとった。

 

下にきちんとしたグラウンダーがいて、

ポーターラップなどきちんと巻いてくれるのであれば、

高所作業者でブロックやらリギングをつけに行き、

カゴの上からトップカットやら、

断幹作業を行うのはありだ。

 

まとめると、

 

高所作業者で特殊伐採する場合、

カゴが差し込めるように、

邪魔な枝を切って、

通りを開けて

(荷が通る道も空けられるなら空けておきたい)

リギングでカットしていく

 

というのが基本だ、

ということ。

 

 

だが、そこがはっきりしていなかったため、

余計に枝を払ったりしてしまった。

もちろん、枝なんてなくて、

棒状にした方が作業はしやすいのだけれど。

 

そうしていると、いつまで経っても

終わらないよね。

 

 

 

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先ほどの反省を生かし、

カゴの通りだけ枝払いして、

リギングワーク

を念頭に、

次の15mほどの杉。

 

今度は枝が少なかったのもあり、
(ヒノキは枝が多かった、、)

トップカットの位置までわりと早かった。

 

で、トップカットして、

(したよな、あまり記憶がない、、)

ラフターで吊れる位置まで頭を下げた。

 

(こんな感じで、

なんとなくこんな具合だろうかという

やり方でやっていると、

どこかに根拠を求めたくなる)

 

(別にどこかに根拠みたいなものはないのかもしれない、、)

 

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次の道側の杉。

 

これも先ほどの反省を生かし、

断幹作業に必要なスペースを空けて

トップカットして、

断幹。

 

 

下に荷を下ろす道がかなり雑木で邪魔されていて、

かつ、

電線もあるわで、

雑木に引っかかることが多く、

荷の吊り下ろしがだいぶ手間取ってしまった。

 

荷の吊り下ろしのことまで考えられていなかった。

 

左側に落とし込んだら、

引っかからずに、

落ちたのかもしれないけれど、

そのへんまで余裕とか、段取り脳がなくて、

考えられなかったなぁ。

 

そして、かなり大きめの幹をポーターラップに巻き付けることをしてもらわずに、

やってしまって、

かなり危ない感じの荷下ろしにしてしまった。

 

くそぉ。

 

断幹作業のノッチの入れ方も腐っているし、

ああ、

次回の20m越えの杉のトップカットと断幹作業がなかなか不安である。

 

 

シュミレーションしておこう。

 

たっぷりと。

 

 

最近、思うのは、

特殊伐採というやけに危ない作業をしているにも関わらず、

圧倒的に知識やら理屈やら根拠やらが欠けているということである。

 

なんかこう、

とりあえず、

やっていっているという感じである。

 

今のところ、なんとか、

ケガとかはしていない、

という感じである。

 

この状態で特殊伐採の現場に入り続けることが非常に不安である。

 

おわり